【感想】プロセカ「No seek No find」

今回はLeo/need天馬咲希がメインのイベント。

イラストから過去の辛い入院生活が関わってくることが予想された。

※ネタバレあり

作曲担当

咲希はLeo/needの作曲担当だ。今までのストーリーでもメロディをポンポンと生み出していた。おそらく、ピアノ経験や飛び切り明るい性格から、心から音楽を楽しむことで自然にメロディが浮かんでくるのだろう。もちろん、楽曲として完成させるまでには試行錯誤してはいるが、彼女は素晴らしい能力の持ち主だ。

挫折

今回のイベントで彼女は一度挫折する。いつもと違うライブハウスでは、いつものポップでキュートな曲調が全く受け入れられなかったのだ。そこで彼女はそのライブハウスでウケていた別のバンドのように、そのライブハウスのお客さんにも響くような曲を作ろうと決心する。

私はこれはどうなのだろうかと考えた。人それぞれ好みはあるし、今までの曲にもファンは付いている。あちらが立てばこちらが立たずという状況ではないだろうか。どのように解決するのだろうかと展開を期待した。

ただ、自分の曲を聴く全ての人に響かせたいという気持ちは素晴らしい。やはり音楽は人を感動させてこそだと思う。どこのどんなお客さんも大事にする優しさも感じた。

次に向けて

彼女は本当に明るく前向きだ。落ち込んで思い悩むことがあっても、すぐに気持ちを切り替えて問題解決のために思考を巡らせる。その曲を聴く人に響かせるということは、その曲を聴く人の気持ちに寄り添うということだ。自分のためではなく、相手のために音楽を届けるのだ。言葉でさえ伝えることは難しいが、彼女は音でそれを達成しようとしている。非常に困難な道のりであるがうまくいくのか、私は心配になった。

創作

他の創作活動全般、小説でも絵画でも彫刻でも何でもそうかもしれないが、作曲とは自分の中にあるカタチにならない不定形なものを、現実世界にカタチあるものとして押し出す作業なのだと思う。だからこそ今回の彼女がそうしたように、自分の深い深い所にある想いの部分を見つめ直さなければ、本当に自分が作りたいものを作ることはできない。他人に見せたくない、自分でも考えたくないような、生々しい感情こそが具体的なカタチを作り、相手に伝わる。そして上辺の薄っぺらいものが共感を得ることは無い。

創作は想いが大事だ。想いが強い時に筆が乗る。だから徹夜した彼女の気持ちはよく分かる。止められないのだ。溢れ出すのだ。少しでも後回しになどしてしまえば、想いの鮮度は急激に落ちて、何を生み出したかったのかさえ忘れてしまう。

全ての人に響く曲

今回作った曲がどうなるのかは次回に持ち越しとなった。

しかし、辛い経験、寂しさ、励ましといった過去の経験に基づいた強い想いが乗った曲は多くの人に響くと思う。なぜならそれは誰もが持っていて、誰もが欲していて、誰もが共感できるからだ。

これから

次回では今回作った曲が周囲に与える影響はどのようなものになるのだろうか。相反するふたつのバンドがぶつかりあうことで何が起こるのだろうか。非常に楽しみだ。

一歌とミク

冒頭で一歌が初音ミクの打ち込み練習をしているシーンがあった。ついに「feat.初音ミク」するのだなと感慨深く思っていると、彼女が自分で打ち込んだミクとおしゃべりし始めているではないか。確かにこういったことをする人は全体の何割かは存在するとは思うが、彼女がやっているのを見ると、のめり込みすぎてバンド活動に支障をきたすことはないだろうかと心配になる。いや、そんな展開はあり得ないのだが、それほどまでにミクが好きなのだ。好きなものがあるって素晴らしい。かっこいいよ、一歌。

それにしても、今のバンド活動とミクってどのようにして絡み合うのだろう。私が詳しくないだけかも知れないが、生歌と音声合成ソフトを合わせた曲はプロセカ以外ではあまり聞かない。あってもプロセカほどデュエット感が無い。どちらかが脇役に徹している。生楽器バンドとの相性もどうなのだろうか。いろいろと気になる部分があるが楽しみな展開だ。

気になったところ

新しいライブハウスでのチケットノルマは達成されたのだろうか。

作曲、編曲、作詞のスケジュールは2週間や1か月で何とかなるのだろうか。

 

まとめ

創作とは何なのか考える機会を貰えた良いイベントだった。これから私自身がどのような想いでどのような人に向けて作曲するのか考えたい。なぜその曲が好きなのか、なぜこの楽器を選びたくなるのか、といったことですら自分でもまだ分かっていない。まずはもっともっと自分自身と向き合う必要がある。

咲希や他のメンバーの優しさを再認識できた。一歌はいつも何気なく元気をくれる。穂波は真っ先に応援してくれたし、夜食が美味しい。志歩はバンドのために言いにくいことも言ってくれた。咲希はどんなに辛くても誰も責めずに強く耐え、他人のために一生懸命になれる。この4人がLeo/needで良かったと思う。

 

以上。