プロセカ「Kick it up a notch」

今回はVivid BAD SQUADより小豆沢こはねがメインのイベント。

 

 

感想

今まで積み重ねてきたものに気が付いて爆発的に成長する展開は熱い。正直大河さんとの修行パートは奇妙な感じがして、いつまで続くのだろうと嫌気が差していた。

また、散々説得力が無いと言われてきた無音歌唱パートも、ついにこはねの歌声が実際に入って、読者へのサプライズ的な盛り上がりもあった。

すべて今回のカタルシスのためだったのか。ずいぶん長い仕込みだった。

 

杏はまた置いて行かれている。相棒のこはねが憧れていた凪さんのようになってしまう。以前のイベストでも同様の落ち込み方をして一応立ち直ってはいたが、今回のこはねが化けすぎて気圧されたか。今後の杏の成長に期待しよう。

 

RAD WEEKENDを超えるイベントを作るってことはRADderを超えるチームや仲間を作らなければならないということだろうか。RADderは当時ですら世界を獲ることを目標にしていた。彼らにとってRAD WEEKENDは通過点に過ぎなかったのだろう。ビビバスや他のチームも実力は高まってきてはいるが、目標がRAD WEEKENDを超えることで止まっている。どのタイミングで先の先の目標を持つようになるのだろうか。

 

RADderというか凪さんの現在は次回ではっきりするのだろうか。今回も色々と匂わせてきていた。凪さんに何かがあったが、大河さんは夢をまだ追い掛けているということだろうか。次回大河さんはこはねに何を託すのだろう。

 

Kick it up a notchは一段階上げるという意味らしいが、一段階どころではなかったな。

 

 

ところで、今まで散々不満が出ていたイベストの内容を解消するためのイベストだった気もする。

・サブキャラを出し過ぎないようにする。

・バーチャルシンガーを活躍させる。

・歌唱パートで実際に曲を流す。

・RAD WEEKENDの先を匂わせる。

露骨にも思えて気が付いてしまったときには若干冷めた。

 

楽曲

「ひつじがいっぴき」
作詞:Peg
作曲:Peg
編曲:Peg

 

Pegさんについては全く知らない。

この曲は全体を通してレゲトンのようなドラムのリズム。バッキングはトゥンバオっぽい。つまり全体的にラテンのエッセンスが盛り込まれている。ラテンミュージックが好きなので気が付いたのだが、SNSでは指摘する人がいなくて悲しい。私なんかよりも音楽に詳しい人に解説してほしいのに。レゲトンっぽくない要素にどんなものが含まれているのか教えてほしい。

ラップっぽいパートは韻を踏みまくっててノリが良い。メロディアスなパートは邦楽っぽい気がする。ウワモノ楽器も最近のオシャレJ-popっぽい気がする。最後のこはねの巻き舌は、かわいらしい歌声とのギャップで聴く人の気持ちを揺さぶる。

かっこよくまとまっていて良い曲だった。

 

イラスト

ひつじが好きなので好きです。

杏はビビったり戸惑ったり。そろそろ自信に満ちた杏を見たい。

 

以上。