プロセカ「イミシブル・ディスコード」感想

どうやら今回は核心に迫っていくらしい。

バナーイラストではいつもは優しい表情の奏が滅茶苦茶険しい表情をしている。久し振りにド重いイベストが来るか…。いつもイベストは全話解放してから読むのだが、第7話でまふゆの母らしき人物が映し出されていて驚いた。今まではビジュアルが一切分からず不気味に思っていたが、しっかり顔を出すことで今回こそは対話をするのだということを強調したいのかも知れない。

ニーゴはまふゆの母との問題を解決しないと前には進めないだろうと思っていた。ずっとこのイベストを待っていた。早く読んでしまいたい。だが同時に恐ろしくもある。いわゆる毒親問題。プロセカがどんな答えを出すのか気になるところだ。

 

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今回は次回のための助走だったようだ。まふゆ、まふゆの母、ニーゴ。それぞれがどのように感じ、思っているのか、改めてはっきり提示された。

 

ついにカイトが登場。常に険しい顔をしている。強い言葉でまふゆの本心を引き出そうとしている。ニーゴメンバーも、絵名ですら、ここまで直接的にまふゆに問い掛けたことはなかったと思う。みんな優しすぎた。まふゆが壊れてしまわないように配慮していたのかも知れない。でもそれでは前に進めない。時には強引にでもやるしかない。全てがまふゆの母にバレた今、本心と向き合うしかないのだ。

 

まふゆの母、声が付くと怖い。言葉は優しいのに怖い。今まではまふゆへの言動だけだったから、それほど嫌な人物ではなく、子を想う良き母だと捉える人もいたかと思う。しかし今回は奏との対話を見せることで、その頑固な執着心が分かったし、奏が自身の過去と対比させたり、奏の感じたものを心の声として言語化したりすることで、まふゆの母から感じられていた違和感がハッキリ分かった。

 

まふゆの母が変わることはないと思う。現実世界でも同じように、彼女自身は自分が正しいはずだと思っているし、その考えを他人が変えることは難しい。プロセカはそういった部分では現実に反する、彼女が自身の考えを変えるようなファンタジーな話作りはしないだろう。

 

だからまふゆが変わるしかない。今回はそのための動機付けがいくつかあった。まふゆの人生はまふゆの母のモノではない。ここで変わらなければ一生後悔するのはまふゆだ。

でもまふゆにとって母は絶対的な存在だ。どうすれば取り繕わずに本心で話せるのだろう。カイトが言うように噛み付くことができるのだろう。

 

最後には母に見放されるか。それとももっと大ごとになるのか。

 

 

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奏にジャージ以外の服って今まであったっけ。とても新鮮。でも顔怖い。

 

絵名と瑞希ってまふゆの母のことをなんだと思ってるんだ。

 

優しく見守る絵名。お姉ちゃんすぎる。随分やわらかくなった。

 

以上。