土起こしとグランドカバー

 

我が家の植木エリアには雑草が生い茂っていて、暖かくなると背の高い雑草やツタで埋め尽くされてしまう。現時点ではまだまだ大したことにはなっていないが、今の内にコツコツ除草をした方が後々楽かもしれない。

 

と言うことで、とりあえず窓ホーで地面の表面を削るように雑草をさらっていく。スギナ、ホトケノザ、謎のイネ科っぽい雑草がメイン。

 

雑草が生えない方法は何かないかと探しているとYouTuberカーメン君の動画でグランドカバーが紹介されていた。その中で「タピアン」という宿根バーベナの改良品種が良さそうだったので買ってみた。

 

早速植えてみようと思ったら地面がとても硬い。鍬で耕すにも刃が通らない程にカチカチだ。これではタピアンを植えたところで広がりにくいだろう。1㎡くらいの土地だが、鍬で耕したら身体が持たない。スコップも差し込むのに力が要る。困った。

 

上手く耕す方法がないかと検索すると、専用の農具があった。土起こしフォークと言う。地面に刺して踏み付けて持ち上げて使う。でも大きいし使い道が限られるし二度と使わなそうだ。

 

もう少し調べると備中鍬が出てきた。ホームセンターでもよく見掛けるのに買ったことは無い。普通の鍬で十分だと思っていた。

 

翌日買ってきて使ってみると凄く作業が捗った。どんどん土をバラバラに剥がしてくれる。もっと早くに買っておけば良かった。

 

地面を耕していくと地中は雑草の根で埋め尽くされていることが分かった。地上も地中も同じだ。その中から塊根が大量に出てきた。草刈りをいくらやっても草がどんどん生えてくるのも納得だ。

 

これはハマスゲというらしい。たったひとつの塊根が畑に入ってしまえば、あっという間に畑を埋め尽くすように繁殖するらしい。ある意味グランドカバーだが、あまり可愛くないので処理していく。人間は傲慢なのだ。

 

作業は何時間も掛かった。おかげでバネ指になってしまった。朝は手が開かない。身体はクタクタで、足腰は痛み、顔にはニキビができて、その週の半分は病人のように過ごした。草取りと整地は何故か夢中になってやってしまう。気を付けよう。

 

ほとんどの根は除去できただろう。バーク堆肥と化成肥料を混ぜ込んで、土に栄養補給をする。これでタピアンもぐんぐん地上を覆うことだろう。買ってから1週間経ってしまったので花が咲いていた。

 

以上。