シムシティTシャツを買って思い出したこと

ユニクロで売ってた。シムシティ2000のTシャツ。

シムシティファンだったのでつい買ってしまった。

 

 

私が初めてプレイしたシムシティシリーズはシムシティDSだった。周りでモンハンやポケモンどうぶつの森が流行る中、私はシムシティに熱中していた。

シムシティでは正方形のタイルを一区画として、道路や居住区、商業区、公園などを設定できる。当時ゲームプレイ時間を休日の1時間に制限されていた私は、方眼紙に色を塗りながら街の設計をしていた。几帳面だった私は街の隅から規則的に同じパターンで区画が並ぶように設計していた。

いわゆる碁盤目都市の派生系で、全く面白味のない街になってしまうのだが、建物がニョキニョキ生えてきて思った通りの街が出来上がるのが楽しかった。一応なんとか機能するので、パターンを少しずつ変えながらプレイしていた。与えられたプレイ時間が少ないと試行回数がどうしても少なくなってしまうので、挑戦的な街作りよりも安定的な街作りをしていたのだろう。

少し経つとシムシティDS2が発売されたのですぐに買った。これはかなり楽しかった。縄文時代から未来までの時間軸を通してひとつの街を作ることができる。時代による建物の変化も面白かったし、次の時代に引き継ぐことを考えて街を設計するのも楽しかった。まるで神様にでもなったかのようなゲームだった。

その後パソコンを手に入れたので、シムシティ4をプレイするようになった。今までのDSシリーズよりはるかに自由度が高い。街が広い上にいくつもの街を接続できるので、それぞれの街ごとに特徴を決めて設計していた。建物の種類も豊富だったし、その見た目も渋くて好きだった。音楽もオーケストラっぽいものやジャズっぽいもの、あとよく分からない宇宙的なものまで、心地よく格好いい曲が多いくて良かった。この頃には自由な時間でゲームをプレイできたから数百時間はプレイしていたかも知れない。

2013年に最後のシムシティが発売された。ゲームシステムと評判にガッカリして購入することはなかった。

また数年経ってシムシティの精神的続編と言えるCities: Skylinesが発売された。これはすごかった。自由自在に道路を敷けるようになったり、公共サービスの種類が豊富にあったり、追加コンテンツによりカスタマイズ性が向上したりすることで、現実の街を再現することができるようになってしまった。私はそこまで厳密に再現しようとはしてこなかったが、現実の街を参考にして、インターチェンジを作ったり、新興住宅地のような道路を敷いたりして楽しんでいる。

Cities: Skylinesは続編が2023年中に発売予定だ。パソコンスペック的に当面は見送りになるだろうが、内容には期待している。追加要素で膨れ上がったゲーム内容の整理とシステムの根本であるが故に直されていない問題の解決をしてほしい。

 

この記事を書いていて、初めてシムシティシリーズに触れてチュートリアルをプレイしていたときの感動を少し思い出した。こうやって記憶を掘り起こすのも悪くないことなのかも知れない。

 

以上。