梅雨が近付くこの時期が諏訪大社を巡る最後のチャンスだと思った。今回は四社巡り、諏訪湖、味噌天丼、高島城を目的として諏訪市を訪れた。
当初の予定では次のような順番で回ることにしていたが、思っていたよりも滞在時間が長引いてしまい、行けなかった場所があった。
・諏訪大社上社前宮
・諏訪大社上社本宮
・諏訪市博物館
・諏訪湖遊覧船
・いずみ屋
・立石公園
・諏訪大社下社秋宮
・諏訪大社下社春宮
諏訪大社上社前宮
9時頃に到着。駐車場には10台くらいがとまっていた。
社務所から本殿まで坂道を数分歩く。森の中をハイキングしているようで気持ちが良い。背の高い木がたくさん生えていて、見上げると遠近感が分からなくなるほどに圧倒された。
途中に前宮水眼広場という綺麗に整備された広場がある。保育園児達が散歩に来ていた。茶房すいがというおばちゃん達がやっている喫茶店もあった。朝一だったので寄らなかったが、雰囲気や料理が良さそうなので次は行ってみたい。
御柱のことをよく知らなかったのだが、本殿の周りに4本立てられていた。御柱祭でこんなに大きな木を16本も運んでいるということか。1本だけでも大変なのに凄まじい祭りだ。
さらに上には何かがあるようだったが時間を掛け過ぎたので今回はやめておいた。
太鼓が鳴り出したので本殿に戻ると、スーツの上に白い羽織を着たオジサン達がぞろぞろと入っていった。一体何だったのだろうか。
諏訪大社上社本宮
10時頃に到着。ここが一番広かっただろう。駐車場も広い。一体どこから入るのが正解だったのだろうか。正面ではなく脇から入ってしまった。一部工事中で隠されている部分があって残念だった。
珍しいものに、非常に大きな太鼓、土俵、雷電為衛門の像があり目を引く。
タッチパネルで境内や周辺の案内がされている。
付近の通りには社乃風という2014年にできた比較的新しい土産屋の通りがある。ご当地キャラの諏訪姫が看板に使われていて、商業施設感がすごくする。
諏訪湖遊覧船
11時半の出港にギリギリ間に合った。上諏訪駅の立体駐車場から走りながら10分くらいで着いた。乗船するには用紙に氏名や連絡先を書く必要があるので時間に余裕を持って行った方が良い。
諏訪湖からは川の臭いを凝縮したような臭いがした。10組くらいいた。私のような御一人様も一人いたので安心した。
乗ったのはスワコスターマイン号。この日は程よく温かく、風は冷たく、とても気持ちが良かった。時間があっという間に感じられた。遊覧船にハマってしまったかもしれない。
放送で諏訪湖の案内がされていた。諏訪湖の底には武田信玄が眠っているような話が衝撃的だった。山梨じゃなかったのか。歴史に疎くて困る。
降りて売店を覗くと、イナゴソフトが売っていた。絶対食べたくない。
有名人のサインがたくさん飾ってあった。ザ・たっちの名前があって日付を見て悲しくなった。
諏訪湖周辺散策
遊覧船以外は時間に縛られていないので、周りを少し散策してみることにした。
ゼッケンをつけたランナーがいた。一周するのだろうか。
タケヤみその工場。聞いたことないのだがご当地味噌だろうか。
足湯と足つぼマッサージがあったが、暑いし面倒なのでやめておいた。
あとはモニュメントがいっぱい。
間欠泉センター
岩場で熱湯がボコボコと出てきている。もう自然に高く噴出することはないようだ。
1階は売店。各種お土産となぜか諏訪姫フィギュアが販売されていた。
2階はオルゴールの展示と諏訪周辺をロケ地にした映画の特集。オルゴールは日本電産サンキョーのもの。名前は知っていたが、こういうものも作っていたとは知らなかった。映画はテルマエロマエくらいしか知らなかった。
3階は行きそびれた。花火の展示があるらしい。
諏訪湖全体を見渡すことができる。
おなかが痛かったので寄ったが、トイレがとてもきれいだった。
いずみ屋
諏訪湖のご当地グルメはみそ天丼らしい。全く期待はしていなかったが、せっかくなのでみそ天丼発祥のいずみ屋さんに行ってみることにした。
13時くらいに入店。結構お客さんが入っている。観光客や地元の学生が多いようだ。
みそ天丼セットを注文した。みそ天丼には蕎麦の素揚げ、わかさぎ、川海老、野菜の天ぷらが乗っている。かけ蕎麦や寄せ豆腐、野沢菜も付いてくる。天丼は正直みその味が強すぎてよく分からなかった。かけ蕎麦はまあ普通。寄せ豆腐は味がしっかりしていて良い。わさびが乗っていた。
とうふmanmaパフェという、ちくわパフェよりは食べやすそうなデザートが売っていたが、おなかの調子が悪かったのでやめておいた。
立石公園
車で山道を少し登ると辿り着く。駐車場は2台くらい空いていた。結構人がいて、カップルや親子連れが多い。景色が良いし遊具があるからだろう。
高いところから街を見下ろすと現実感が無くなる。街づくりゲームのし過ぎだろうか。でもなんか興奮した。
諏訪大社下社秋宮
少し大きめの神社という感じ。極太のしめ縄が目を引く。
諏訪大社下社春宮
秋宮と似たようなつくりになっている。なにやら笛の音が聞こえてきた。
少し離れた所に浮島社がある。川の中州にある小さな神社だ。そこに笛を吹いているおじさんがいた。神社と関係があるのだろうか。雰囲気は合っているがたまに甲高い音が鳴る。これで音程が合っているのかも知れないが私には奇妙なメロディに思えた。
そこから少し歩くと田んぼの中に万治の石仏がある。私には不気味な仏像にしか見えないのだが、みんなこの仏像の周りをグルグル回っている。余計に不気味だ。
神社の下の通りに下馬橋がある。車で通った時にも見かけたが、道路のど真ん中にあるのでびっくりした。
高島城
予定には無かったが城があるということで寄ってみた。17時前に着いたが閉館間際だった。のんびり散策していたら城の中に入れる時間が無かった。
翌日は高島城祭があるようでテントが並べられていた。次の日か前の週に行くべきだったか。ほとんど公園や広場と言うような場所だった。
奥には神社がある。ここにもしっかり御柱が立っている。
その他
・御朱印
今までは何となくバカバカしいと思って御朱印なんて集めなかったのだが、四社巡りの記念になるだろうと思って御朱印帳を購入した。
スタンプラリーみたいで面白いし、次はどこに行こうかという楽しみができて良い。
四社巡りを達成すると記念品としてがま口財布を貰えた。御賽銭入れに使ってほしいとのことらしい。商売上手だ。多少安っぽくはあるが可愛らしい。表が梶の葉、裏が御神渡り。
・ノーマスク
開けた場所ではノーマスクにした。暑かったし。
でも久し振りにノーマスクにして気が付いたのは、柔軟剤とか化粧のにおいが結構すること。
・同じ人
秋宮と春宮は距離が近い。同じ人と遭遇して勝手に気まずくなっていた。
・諏訪姫
バスのラッピングやフリーWi-Fiの看板にも使われている。ちゃんと可愛いデザインをしているが、生足を出してたり、さらしを巻いていたり、伝統的な雰囲気にはセクシー過ぎる気もするが、地元民はどう思っているのだろうか。
・お土産
食祭館といういかにも観光客向けのお土産屋を覗いてみたが、人がいないのになぜかめちゃくちゃバタバタしていたので帰った。駐車場には足湯があって、他の観光客が浸かっていた。
朱白という宿屋に併設されたお土産屋を思い出したのでそこに行った。多分コスパが良いとは言えない。ここにも諏訪姫グッズがあった。
まとめ
ずっと気になっていた諏訪大社に行けて満足。気になってた割には四社あることすら分かっていなかったが。事前にグーグルマップで色々下見はしていたが、やはり実物の臨場感には敵わない。諏訪大社の存在感や諏訪湖の爽快感は実際に体験しないと分からなかっただろう。
諏訪市は長野のほんの一部分でしかない。長野は広すぎる。寝覚の床まで行った記憶があるのだが、今にして思えばよくあんな遠くまで行った。
次はどこへ行こうか。
以上。