船釣り、聖地、ハンバーガー、水族館。

ただの日記です。

 

深夜に家を出る。前々日に早寝の練習をしていたので、早めの時間でも十分な睡眠時間を確保できた。長時間の運転になるので、体調は万全にしておいた方が良い。

 

暗くて慣れない道は恐ろしい。高速道路はカーナビと標識でなんとか迷うことなく進むことができた。高速道路を降りると道路工事をしていて、カーナビとは道路が変わっていた。赤信号でなければ間違えて反対車線に逆向きで突っ込んで事故になっていたかもしれない。次の信号では右折の信号が出ていないのに前進してしまった。反対車線の右折レーンの車が止まっていたから気付けた。

 

今回最初の目的地である腰越漁港付近に辿り着く。右折での進入は禁止とのことで少し進んでからUターン。大量の車が入っていくので混雑している。入口のスロープが終わる辺りにお姉さんが立っていて駐車料金700円を請求してくる。この先の途中の通路に仮停めしてから船宿で受付を済ませるように言われる。

 

ギリギリすれ違える程度の通路には既にたくさんの車が停められている。隙間を見付けて船宿へ向かう。団体客が何組か並んでいる。受付で1万9千円を支払い、餌と仕掛けを貰う。沖アミなので心理的負荷が無い。竿は無料サービスらしい。

 

漁船の前に誘導されて車を駐める。先にトイレを済ませる。男女マークが描かれているが、スペース的には男女共用だ。男性用は壁式小便器で、見た目が汚いし周りから見えるので嫌いなタイプだ。女性用は洋式で仕切りがあるが絶対に座りたくはない。

 

荷物を持って、日焼け止めスプレーをして、氷を貰って船に乗り込む。船は2隻並んでいて、私が乗ったのは奥の船。重い荷物で片手が塞がったまま船を渡るのは少し怖かった。右舷側は5人くらいのグループで埋まっていたので、左舷側へ。釣り慣れしてそうな屈強なお兄さん2人組。見た目でビビる。少し離れて座る。

 

向かいの船で初心者向けのレクチャーが始まったので見様見真似でやってみる。何度か経験があったが、すっかり忘れている。お客さんが揃ったが、空きスペースができたので広がる。隣同士で糸が絡むと面倒臭いので一安心。

 

時間になったので船が沖に出る。波は穏やかで日差しもそれほど強くはない。釣りをするには絶好の天気だ。

 

 

およそ3年振りに糸を垂らそうとしたが、やっぱりやり方を忘れている。不慣れな手付きに船長さんが声を掛けてくれる。オモリを海底に落として棚合わせを実演しようとしたら、いきなり魚が掛かってしまった。本日の初釣果は船長さんのものだ。小アジだったが、その後は全く釣れず、ポイント変更。

 

何度かポイント変更を続けて体長30cmを超えるアジやサバが2匹ずつ釣れた。狙っていた魚種ではなかったが良いお土産にはなった。

 

せっかく釣座を離したのに、結局両隣の人や右舷側の人と糸が絡んでしまった。屈強なお兄さんは糸を取ってくれた上に、どちらが釣ったか分からなくなってしまった魚を私にくれた。申し訳なかったが、せっかくなので貰った。

 

今回は初めて血抜きをやった。首の骨をハサミでぶった切る。海水に浸して血が抜けたらクーラーボックスへ。

 

最初の内は何とも思わなかったが、水深が深くなるにつれてロッドを支える左腕への負荷がキツかった。たった60gでもとても疲れる。テコの原理というやつだ。

 

酔い止めを飲んでいたので気持ち悪くはならなかったが、とても眠くなる時間があった。暖かさと揺れと風と疲れが一層私を眠くさせた。1時間くらいはうとうとしていたと思う。

 

1時半頃に漁港へ戻る。着替えて次の目的地である七里ヶ浜へ。

 

道が混んでいる。空いている時の倍は掛かりそうだ。歩道にもたくさんの人がいる。スラムダンクの踏切があるということで、中国や韓国から観光客が来ているみたいだ。パンツ一丁で走る日焼けしたマッチョな白人男性もいる。砂浜が近いとはいえアウトではないだろうか。

 

七里ヶ浜に着く。ここにもたくさんの人がいる。横断歩道を待つ人も両側20人ずつはいる。確かに良い景色ではあるが、予想以上に人がいて驚く。

 

他の観光客が何を目的に集まっているのかは知らないが、私はつい最近観た青ブタの聖地を見に来たのだ。駅と砂浜。アニメで見たやつだ、と少し感動しつつも、人が多すぎて嫌なのでさっさと離れた。咲太がオープニングで走っていた歩道脇にある地層剥き出しの崖も見られた。君のせいが頭の中で再生される。高校を見られなかったのは少し残念だった。

 

渋滞する道を進んで中部駐車場へ。駐車場の混雑状況を運営サイトで確認できる。片瀬海岸地下駐車場は先週も混んでいたので分かっていたが、案の定満車だった。でも中部駐車場は2階建てになっていて、1階は日陰になっている。魚が心配だったので良かった。

 

15分くらい歩いてクアアイナへ。グルメバーガーのチェーン店。チーズバーガーにする。しょっぱい肉が美味しい。目の前にある片瀬江ノ島駅。竜宮城のイメージだろうか。すごく派手。

 

最後の目的地は新江ノ島水族館。15時半くらいに入場した。閉館は17時だというのに券売所には列ができていた。

最初は階段を登る。海岸が見える。日が傾いていて綺麗な景色だ。周りの人と同じように私も写真を撮る。ところがよく見ると周りにいる女性は違うモノを撮っているようだ。

この日は津田健次郎さんとのコラボがあるようで、ステッカーがガラスに貼ってあった。館内に5ヶ所貼られているらしく、その後も写真を撮って回る女性の姿を何組か見かけた。

その影響なのかは分からないが、非常に混んでいる。各水槽の前に小さな列がいくつもできている。結局後半は時間が足りずに遠目でチラッと見て終わってしまった。

クラゲファンタジーホールが凄い。中央に球体の水槽、3面にスクリーンのような水槽。タイミング良くショーを見ることもできた。クラゲの身体は半透明なので当てた光によって色が変わって見える。

閉館時間も迫ってきたので土産ショップに寄る。人でごった返している。レジから店の端まで列ができていて、一見するとよく分からない程度には人が多い。予習しておいたメンダコグッズとグラスを購入する。17時を過ぎても列の長さと混雑具合は変わらない。

 

家に向かって車を走らせる。高速道路の途中で渋滞があって遠くで大きな炎が上がっていた。事故かと思えば道路脇の民家が燃え上がっていた。野次馬のせいで渋滞していたらしい。全身が疲労による脱力感で今にも寝てしまいそうだった。軽食を取ったり休んだりしてなんとか無事自宅に着いた。

 

せっかくの三連休だったが、翌日も翌々日もほとんど寝て過ごした。危ないので次回の釣りは余裕を持ったスケジュールにしよう。

 

以上。