登山で冬を先取り!

と思って山頂に到着したが、思ったより寒くはなかった。

 

甘利山に行ってきた。

私は今回初めて登山に挑戦する。でも体力も無いし装備も無い。そこで、駐車場から歩いて30分で山頂に到着できるお手軽な山に登った。登山というよりはハイキングだ。

 

山頂の標高は1600Mくらい。車で駐車場まで細い山道を走る。ギリギリすれ違うことができる程度の道幅だ。

 

駐車場には既に20~30台くらいの車がとまっていた。田舎の山というのと初夏の花が咲く時期に賑わうイメージだったので、予想していたよりは多くの人が来ている。やはり秋と言えば登山なのだろうか。

 

バイオトイレが設置されていた。使ってみると流れる水が緑色をしている。排泄物が完全に循環しているらしい。微生物が分解しているので臭いはしない。でも水が跳ねたら何となく嫌だ。

 

駐車場に置いてあった地図を頼りに登山を開始する。右回りと左回りがあったのだが、ここで右回りを選択したのが間違いだった。急な傾斜の坂道になっていて、万年運動不足の身体では少し登るだけで全速力で走ったかのように息があがってしまう。

それでも休憩を挟みながら20分くらいかけて山頂に到着した。下の方には町が広がっていて遠くには富士山が見える。晴れていたので全体が見渡せて気持ちが良い。

一通り景色を眺めて駐車場へ戻っていく。帰り道は整備されている。というよりもこちらから登るのが正規ルートだろう。そのせいで多くの人とすれ違うことになった。

山ではすれ違ったら挨拶をする。街ですれ違っても挨拶しないが山ではする。近年ではご近所さんにも挨拶をしないことすらあるのに山ではする。何故だろう。登山家は体力があるからか皆元気に挨拶をしてくる。

 

思っていたよりも喉が渇いた。ハイキングでも飲み水は持った方が良いようだ。

 

山の中には山でしか見られないような植物が生えている。綺麗な紫色の花を後で調べるとトリカブトだったのには驚いた。わりと普通に手に入るらしい。

 

山は変なニオイがする。ネットにはカツラの木の甘い匂いだと書かれていたが、どうにも違うような気がする。そもそも甘くはない。もったりとした奇妙なニオイだ。似ているニオイが分からない。

車での下山中に自転車で山道を走る人を数人見かけた。タクシーも走っていた。上級者から初心者まで登れる良い山なのかもしれない。

 

次もどこかに登りたい。ハイキング感覚で登れる山を探している。

 

以上。