美術館、うどん、寺

ただの日記です。

 

南アルプス市立美術館は版画展。

主に美術誌の表紙が展示されている。リトグラフという種類の版画が多い。18世紀から始まった手法らしい。意外と新しい技術に思える。

映像で制作の様子を見た。分厚い石板に絵をトレスして、薬品で処理して、インクを付けて、プレス機にかける。これで1色なので、カラフルな絵は結構手間が掛かりそうだ。でも、木版画よりは楽そうだし、質感も普通に筆で描いたものに近いように見える。手軽に一般市民にも絵画を広められるから、大発明だったのだろう。時代が下るにつれて商業利用も多くなっていく。

展示されている画家はシャガールピカソ、ダリ、ロックウェル、ミュシャなど。ダリのキリスト画が気になった。いばらの冠も手の釘も無い。空に磔になったキリスト。空を見上げると見下ろす方向にキリストがいる。絵は写実的なのに変な感じがする。

土産物コーナーにはミュシャの四季シリーズの女性をフィギュア化したものが売られていた。1体1万円弱。15cmくらいあるので部屋に並べたらオシャレかもしれない。

 

お昼ごはんは吉田のうどん。店名はとだ。

硬いうどんにごぼう天ぷら、甘く煮た肉、わかめ、キャベツが乗っている。美味しいけど、うどんとは別物感がある。醤油ラーメンと二郎系ラーメンくらい違う気がする。

店の前には数組並んでいた。全席座席の相席。入口で注文して好きな所に座る。10分以内に届く。忙しいはずなのに合間で雑談する店員さんはすごい。

 

甲斐善光寺にも行った。

本堂も敷地もまあまあの広さ。それなりに参拝者もいる。ちょっとした観光地。鳴き龍とお戒壇が特徴。

鳴き龍は離れた所で聞いていると分からないが、自分が所定の位置で手を叩くとボボンっと音が返ってきて面白い。

戒壇は本当に真っ暗。他のお客さんがお喋りしていたので怖くはなかった。薄っすら見えるので目を瞑ることにした。そんなに長くないはずなのに暗いからなかなか一周できない。途中で鍵に触れなかったのでもう一周した。案内してくれたおばちゃんに報告したら呆れられた。

戒壇が生き返りを意味するのでリゼロとコラボしていた。お寺もアニメとコラボする時代。結構ちゃんとコラボしていて、特に御朱印帳の着物姿のヒロイン達が可愛かった。

野良猫が住み着いていた。狩りの最中に近付いても気にしない。撫でてやると気持ち良さそうにする。


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本当はあと2ヶ所の神社に行きたかったが、周辺で信玄公祭りをやる日だったのを忘れていた。ものすごい混雑状況なので来週以降に改めて行くことにする。

 

以上。