薬屋のひとりごと用語集

私は薬屋のひとりごとを読むまで歴史モノに触れてこなかった。そのため、薬屋のひとりごとを読んでいると、知らない言葉や日常会話ではあまり使わないような言葉がいくつも出てくる。文脈で意味は分かるが、あらためてちゃんとした意味を知っておきたかった。また、後で調べ直さなくても良いように書き残しておく。

 

最近、検索でこのページに来てくれる人が多いみたいだが、あくまで参考程度にしてほしい。ここにまとめた内容はネットで見つかる程度のものである上に、ネットには中国王朝に関する情報があまり載っていない。詳しいことが気になる人は図書館で調べるか中国のドラマで勉強してほしい。

御殿(ごてん)

貴人の住宅を敬っていう語。

 

花街(はなまち)

芸者屋、遊女屋が集まっている地域。

 

後宮(こうきゅう)

帝や妃、その子供達が暮らす場所。

 

宦官(かんがん)

帝や後宮に仕える去勢された男性役人。

 

東宮(とうぐう)

皇太子の住むところ。または皇太子のこと。東には若いという意味がある。

 

公主(こうしゅ)

帝の娘。

 

石楠花(しゃくなげ)

ツツジ科の花木。花言葉のひとつに「警戒」がある。

 

やや子(ややこ)

赤ん坊。

 

尚服(しょうふく)

尚服局。後宮の衣類を用意する局。

 

白粉(おしろい)

化粧用の白い粉。

 

下女(げじょ)

後宮に雇われて雑務を行う身分の低い女性。

 

寵妃(ちょうひ)

帝から特に愛されている妃。

 

侍女(じじょ)

直接妃の世話をする身分の高い女性。

 

武官(ぶかん)

軍事に従事する役人。

 

医官(いかん)

医療に従事する役人。

 

媚薬(びやく)

性欲を高める薬や恋愛感情を起こさせる惚れ薬。

 

下賜(かし)

帝が位の低い者に物を与えること。

 

木簡(もっかん)

文字を書くための木の札。

 

内侍省(ないじしょう)

後宮を管理する省。

 

正一品(しょういっぽん)

皇后(正妻)の下に付く4人の側室。

貴妃、淑妃、徳妃、賢妃。

以下、正二品、正三品と続き、それぞれ称号がある。

 

貴妃(きひ)

現在は翡翠宮(ひすいきゅう)の玉葉妃(ぎょくようひ)。

有名な楊貴妃も楊さんという名前の貴妃だった。

 

淑妃(しゅくひ)

現在は柘榴宮(ざくろきゅう)の阿多妃(あーどぅおひ)。

 

徳妃(とくひ)

現在は金剛宮(こんごうきゅう)の里樹妃(りーしゅひ)。

 

賢妃(けんぴ)

現在は水晶宮(すいしょうきゅう)の梨花妃(りふぁひ)。

 

御目通り(おめどおり)

帝と会うこと。

 

入内(じゅだい)

妃として後宮に入ること。

 

御手付き(おてつき)

男女の関係を持つこと。

 

妓楼(ぎろう)

妓女がいる店。

 

身請け(みうけ)

妓女の身代金や前借金を支払い、年季が明ける前に仕事を辞めさせること。

 

大店(おおだな)

規模の大きな商店。

 

妓女(ぎじょ)

芸を見せたり寝所で男性の相手をしたりする仕事をする女性。

 

夜伽(よとぎ)

女性が寝所で男性の相手をすること。

 

年季(ねんき)

奉公の期限。

 

主上(しゅじょう)

帝を敬って呼ぶ語。

 

文官(ぶんかん)

軍事以外に従事する役人。

 

山査子(さんざし)

小さくて赤い甘酸っぱい木の実。

 

茶引き(ちゃびき)

妓女に指名がなくて暇なこと。

 

夜鷹(よだか)

路上で客引きをする娼婦。

 

・その他

舞台設定は唐の時代を中心にごちゃ混ぜっぽい?

服装が唐の時代のものに近いらしい?

唐の時代の後宮には六局あった。

尚服、尚宮、尚儀、尚食、尚寝、尚功。

 

・とてもよく参考にしたページ

アジアンドラマの史実 | 中国韓国歴史ドラマは史実を知るともっと楽しい

 

以上。