音楽経験の無い私が手探りで耳コピをやってみたので記録を残しておく。
私と同じような人への手助けになればと思う。
ただし、音楽経験が無く、DAWも使ったことがない人には、まずバンドスコアを買ってきてそのまま写すことをオススメする。楽器特有の演奏方法というものがあるからだ。
- 今回の楽曲
- 楽曲を取り込む
- 楽器編成を整える
- 楽曲構成を把握する
- テンポを合わせる
- ドラムをコピーする
- ベースを探る
- コードを探る
- キーを探る
- メロディのリズムをコピーする
- メロディの音程を探る
- 細かい部分をコピーする
- 答え合わせをする
- さいごに
今回の楽曲
boulevard of broken dreams/green day
最初はたくさん聞いたことがある楽曲の方が良いらしい。そしてできるだけシンプルな楽曲にするべきだろう。この楽曲はテンポがゆっくりで、バンドスコアも持っているので最適だった。
楽曲を取り込む
CDから音源を取り込み、DAWに貼り付ける。
テンポ合わせ、ループ再生、同時演奏が簡単になる。
楽器編成を整える
一度全体を聴いてみて使用されている楽器を読み込む。
楽曲構成を把握する
AメロやBメロがそれぞれ何小節なのかを数えておく。いきなり全部を耳コピするのは疲れるのでブロック分けしておくとモチベーションを保ちやすい。
テンポを合わせる
ドラムの音と合わせると分かりやすい。
ドラムをコピーする
バスドラムとスネアだけでもコピーしておくとリズムが取りやすくなる。
ベースを探る
今回の楽曲ではアコギの伴奏が始まったところからがやりやすい。音源に合わせて適当に弦を弾きながら共鳴するところを探す。半音違うときは特にヒドイ音がするはずなので目安にできる。
今回はAメロが「F→A♭→E♭→B♭」だった。
コードを探る
とりあえずベースに対して5度の音を足して鳴らしてみる。ここで違和感があればベースが間違っているのでやり直す。
次に3度の音を足して鳴らしてみる。メジャーやマイナーの感覚が分かればスルスルっとできるだろうが、そんな人は初心者ではない。より綺麗に響く方を選ぶ。
今回はAメロが「Fm→A♭→E♭→B♭」だった。
キーを探る
コードが分かったので使用される音の高さが分かったはず。今回は「E♭、F、G、A♭、B♭、C、D」が使用されていたので「E♭メジャーキー」となる。
サビでは「D♭コード」が使用されている。ノンダイアトニックコードだが、使用頻度が高い。ディグリー表記で「♭VII」となるが、調べるといっぱい出てくる。8種類目の音程になるのでキーを探すときに紛らわしいが、覚えておけば気付くことができる。
メロディのリズムをコピーする
音感が無くてもできることからやってみる。
メロディの音程を探る
歌いながら音程の動きがどうなっているのか把握しておく。
次にコード構成音から鳴らしてみる。合っていれば続けていく。合っていなくてもどんどん進めて良い。あとから違和感のある部分を直していく。
細かい部分をコピーする
慣れてきたら音の長さや強弱もコピーしてみる。
答え合わせをする
バンドスコアと耳コピデータと比較する。バンドスコアも絶対正解というわけではないが、初心者の耳コピよりは遥かに正確なはずだ。
違和感のある部分は大抵間違っている。何がどう間違っていたのかを把握することで、次の耳コピ精度向上に繋げていく。
さいごに
音感を鍛えたり作曲能力を上げたりするなら「楽器の演奏」をするか「耳コピ」をするのが手っ取り早いらしい。
他には「ずっしーの音感トレーニング」というアプリで遊ぶか本格的に「ソルフェージュ」をするという方法もある。ただし、最初は全く分からない期間が長くて辛いし、作業っぽくなって面白くないので一人では続けるのが難しい。
楽器の演奏はピアノを独学で少しずつ練習しているが、上達にもレパートリーを増やすにも時間が掛かる。
そして今回は難しそうで敬遠していた耳コピに挑戦してみた。好きな楽曲をたくさんやってみるのが良いらしい。耳コピしていると今まで聞こえていなかった音が聞こえてくるようになって面白い。耳コピする前と後では全然違って聞こえてくる。
何事もやってみないと上達しない。
たくさんやっていこう。
以上。