知らない名曲のメロディとコードだけを聴く

ある分野が好きな人々にとっては有名であっても、多くの一般人は知らない名曲がこの世には存在する。そもそも普通の人々はポップス以外は聴かないし、好きなジャンル以外を聴きに行かないものらしい。むしろまともに聴いたもないのに、あるジャンルを毛嫌いすることすらある。

それに巷でよく聞く名曲に対する評価は「歌詞が良い」ばかりだ。歌詞が良いから好きです。あの人が歌ったから好きです。よくテレビで流れているから好きです。それなら詩集でも読んでいれば良いんじゃないかと思うが、実はそうではなくて音楽も聴いているのではないかと思う。

それなら知らない名曲のメロディとコードだけをDAWに打ち込んで、フラットな気持ちで聴いたらどう感じるのかを試してみることにした。

 

今回やってみたのは放課後ティータイムの「天使にふれたよ」だ。アニメけいおん!!の劇中歌で、ブログ等でよく紹介されるのを見かけるし、アニメでの演出も相まって評判も良い。けいおん!ファンにとっては名曲と言えるだろう。

 

作った音源は音色はピアノでメロディとコードを一小節に二分音符を二回鳴らすだけというシンプルなもの。BPMは原曲通り。

 

完成したので聴いてみた。

語りかけるように始まり、少しずつ溢れ出していた感情がサビで爆発する。ドラマチックで良い曲だった。

調べてみると卒業ソングということで、ピッタリの雰囲気を持った曲だ。

 

原曲も聴いてみた。

楽器やリズムや変わるとこんなにも印象が変わるのか。ピアノの時より明るく前向きな印象になった。

 

良い曲というのはシンプルなアレンジでも、リッチなアレンジでも感動できるものなのだろう。

 

以上。