漫画「ガールクラッシュ」読み始めた

Amazon電子書籍を購入時のポイントが50%還元されるセールがやっている。どんな漫画が対象なのかと地道に1ページずつ眺めていると、ガールクラッシュという漫画を見付けた。

まず絵柄に惹かれた。少女漫画っぽいけど現代的ダンサーファッションでスタイリッシュにキマっていてカッコいい。キラキラ輝く少女の憧れ。まさにガールクラッシュ。

レビューもそこそこ良い。私と同じように絵柄に惹かれた人もいるようだ。ストーリーはK-POPアイドルを目指す女の子たちの成長物語。面白そうだし読んでみたいなーと調べてみると、LINEマンガで連載中らしい。

とりあえずブラウザ版で読み始めてみた。10話までは無料。ページ数は少なめなのでサクサク進んでいく。1話から17ページしかない。ジャンプとかだと第1話は40ページくらいはあって、起承転結を付けることで作品の世界観に引き込ませていくイメージがある。web連載だからだろうか。無料分を一気に読ませて、どんどん次の話を読みたい気持ちにさせて、読者を固定させようとしているのか。

主役の天花と恵梨杏の対比が良い。天花は見た目もダンスも歌も完璧にこなす。恵梨杏はちんちくりんで音痴な韓国かぶれ。天花はどこか冷めていて完璧であるために努力する。恵梨杏には好きなものになりたい情熱とポジティブさがある。天花は恵梨杏を否定しながらも気付かないうちに惹かれていき、競い合ううちに自分の中の本当の情熱に気付く。そうやって少しずつ変わっていく心境や言葉のやり取りが好きだ。

天花が好きな男が完璧ではないのも良い。ただ軽い気持ちでのびのび生きている男。天花とは真逆だ。だからこそ好きだったのもよく分かるし、若い読者に嫌われるのもよく分かる。

ダンスシーンがカッコいい。マンガ的に多少過剰な表現がされてはいるが、絵なのに勢いのある動きが見える。指先やつま先、頭も腰も全身を使ったキレキレの振り付けなんだと理解できる。逆に下手くそなダンスをしている人はまるで人形のように動きがない。この描き分けはすごい。恵梨杏の細めのツインテールは動きを強調していて彼女の愛嬌を際立たせてくれるので私は非常に気に入っている。

時々、韓国語をナチュラルに使ってくるので、私のようなそれほどK-POPに興味のない人には意味不明な部分があったが、それは天花も同じ。むしろ天花と同じ気分を味わわせようという粋な演出だろう。

 

ということで記事を書いているうちにこの作品が好きなんだと気付いたので全巻購入した。

 

manga.line.me

 

以上。