アニメ「響け!ユーフォニアム」

ネタバレしかしません。

数年前までは吹奏楽なんて興味なかったのだが、最近は色んな音楽に興味が沸いてきていて、その流れでこの作品を観ることにした。

 

登場人物がそれぞれ個性を持ち、違う考え方をしている。時にはそれらがぶつかってギスギスした雰囲気になる。高校生らしい直接対決。でもみんな成長して成功していく。努力が報われていく気持ち良さが最後には待っていた。

 

視聴期間

2023/11/19-2023/12/11

1話

主人公は結構面白い性格をしている。つい余計な一言を言ってしまうのだろうか。反面、流されやすい普通の10代という感じもある。どんなことでも始まりなんてこんな些細なことからなんだと思う。

 

2話

多数決は一見正しい解決策に思えるが、実は色々な思惑が隠されている。熟考させる暇も与えず、その場の空気に流される人と、答えを決めかねる人が集まれば、結果はそうならざるを得ない。主催者側からすれば思い通りだが、やっぱりずるい。ついて行けない人も出てきそうだ。

また、先生の態度の切り替わりに戸惑う人が多かったことから、本気で全国大会を目指している人なんてこの時点では一人しかいなかったのかもしれない。

サファイアが強豪校から流れてきた理由や黒髪の子が強豪校に行かなかった理由が気になる。

 

3話

案の定、流されるまま流されていた。それどころかやる気もなく文句ばかり。実はほとんどの部員にはやる気が無いらしい。

先生の普段の物腰は柔らかいが、指導となると必要なことは静かに要求してくる。付いてこられない人は振り落としていくような厳しさと冷たさを感じる。ピリピリしていて怖い。簡単な曲で本気度を測ってくるところは非常に嫌味っぽくて、でもそれが逆に全国大会へ導いてくれそうな予感を持たせる。

メガネ副部長はうまくやっているようで、その場しのぎにしかなっていない気がする。リーダーだけで意見をまとめても、なあなあで進んでしまって、今後も同じような問題が続くだろう。その場合、先生は指導しなくなるはずだ。

 

4話

この結末を見越していたのであればすごい先生だ。

直接的で辛辣な物言いは不快感を与えるが、それがエンジョイ勢という反乱分子にさえ火をつけた。わざと逆上させてひとつの目標に向かわせる。感情のコントロールがうまい。

パート毎にアドバイスをして回っていたのは意外だった。本気で全国に行くつもりらしいので、さすがに完全放任はできなかったらしい。低音パートだけ嫌味を言われなかったのは、メンバーの向いている方向を見極めた結果だろうか。ここだけエンジョイ勢がいないように思える。

演奏シーンは見違えた。前回と比べると素人でも良く分かる。今回はピシッと揃っていて、気持ちよく行進できそうだ。

 

言いたいことは勢いに任せて言ってしまった方がすっきりする、というのは良く分かる。でもそれが中々できない。勇気が出ない。

 

5話

旧友にそれはミステリアスすぎる。

高坂さんが存在感を出してきた。

なつき先輩は態度が軟化してきて印象が良くなってきた。

 

ライディーンかっこいい。

 

6話

チューバインタビュー面白い。特に後藤先輩が微妙に天然入っていてクスッとなる。

音を合わせた時の感覚。一体どんな感じなんだろう。そこまでモチベーションが上がるのか。味わってみたい。

最後のアレはアレなのか。始まっちゃうのか。

高坂さんとくみこも何かが始まっていたな。謎の雰囲気。

 

7話

先生のハラスメントが理由で辞めるわけではないです。

なつき先輩は流され組代表。2年のほとんどはそうなのかも。状況に合わせてやる気も変わってしまうのが人間というものだ。

 

8話

わざと振られに行ったんじゃないかという感じのスピード感。

高坂さんの存在がファンタジー。多くの思春期患者が持つであろう思想を具体化させた存在。

 

9話

心を入れ替えて短期間で急成長しても現実は厳しい。次が無いわけではないのでこれからも頑張ってほしい。

高坂さんが今の学校を選んだ理由が分かった。やっぱり本気で全国に行く気なんだ。でも1年生が3年生を差し置いてソロパートをやるのは…。

 

黄前さんがお前さ〜に聞こえて混乱した。

 

10話

押し付けられた罪悪感が消え去って良かった。なつき先輩は気が利いて良いな。ちょっとビビらせようとしてる感じもお茶目かも。ところで黄前ちゃんなのか久美子ちゃんなのかハッキリしてほしい。

実際みんな雰囲気に飲まれているだけ。なつき先輩は良い方向に行ったけど、他の部員はゴシップに流されてしまった。結果として当事者が納得できる流れに行ったのは良かったけれども。

あすか先輩はストイック過ぎて怖いよ。でもまあ気持ちはよく分かる。

 

11話

先生の言い方やっぱりズルい。拍手しない人達もズルいけど。ファン対決みたいになってる。でも実際自分がその現場にいたら、どっちも選べなかったかもしれない。どっちの主張も分かるから。だからこそ本人が納得できたのは良かった。

音の違い。素人でも分かった。音のふくよかさ。立体感。

久美子と麗奈のやり取りは謎だった。二人の世界になっている。もはや別アニメ。

 

12話

先生って言葉が足りないよ。これで終わりってわけではないから頑張り続けるしかないんだな。

なんか先生のパワハラがクセになってきた。

 

13話

ストーリーの流れからして結果は分かっているのに、観ているこっちまで緊張してくる。

なんというか全ての演出がパーフェクトだったと思う。現場の空気を最大限に引き出していた。

とりあえず一区切り。でもこれからが本番だし、語られていない部分もいくつかある。続きが楽しみだ。

 

以上。