沼津に行くと至る所で見かける彼女たち。もしお気に入りのキャラでもできたら、次に沼津に行くときの楽しみがひとつ増えるかもしれない、と思って今さらながら観始めた。
遠い昔にμ'sのラブライブは観たことがあって、スクフェスもプレイしたことがあるし、曲もいくつか聴いたことがある。それ以降は全くラブライブシリーズに触れていない。
各話感想
1話
今回出会った人たちがメンバーになるのだろう。キャラ付けがすごく独特だ。ほぼほぼ変人しかいない。一周回って主人公の千歌が普通の人寄りに見える。
やわらかそうなキャラが多い。特に横顔がむにむにしててかわいい。正面顔より横顔の方がむにむにしているってどういうことだ。あと、スカートが短すぎて太もももむにむに。脚フェチ向けかこれ。
終盤の突然歌っちゃうシーンは初代でもやってたし、これがラブライブらしさだろう。あそこまでノリノリで歌っておいて断られるのには驚いたが。
こういうアイドル系の曲ってなんか良い。楽器を盛りに盛って楽しいハッピーカーニバルみたいな曲調。それでもちゃんと様式があってBメロでちゃんとファンがノれるようになっている。頭の中を音が飽和して思考が止まる。何も考えたくない時に丁度良い。
2話
そのズラの使い方はおかしいズラ。
ダイヤはアイドルオタクのようだけど、何故かスクールアイドル部はやらせたくないらしい。過去にやってみて挫折したとか、理想が高すぎて許せないとかだろうか。でも「ぶっぶーですわ」はなんか間抜けで面白い。
梨子を勧誘する一連の流れは分かるけど分からない。なんだかやりたいシーンがあるのは分かるが、展開の切り替えに唐突感がある。
3話
なんだか神話とかおとぎ話を観ているかのようだ。
書き覚えの無いユニット名が突然現れる。
嵐が来て人が集まらず停電してライブ失敗で、カリスマ性の無い一般人にはアイドルなんて無理かと思ったら、時間を間違えていただけでファーストライブは伝説的な勢いで盛り上がる。
4話
遠慮していたのはお互い様。良い友情だ。
ルビィが花丸から離れていくとき、一種の独り立ちのようで、ふたりの関係が変わっていく寂しさを感じた。しかし普段はマイペースな花丸がダイヤを呼び出している策士ぶりには驚かされた。そして花丸の本当の気持ちに気付いたルビィが花丸を誘い出すシーンからはふたりの強い絆を感じた。
友達がいれば一歩踏み出す勇気も持てる。
5話
自分の好きなものと世間体との狭間で揺れ動く少女の物語だった。
中二病かと思っていたら幼少期から自分を天使だと思っていたようだ。ここまで来て今さら普通の人間になんてなれるわけがない。受け入れてくれる仲間ができて本当に幸運だ。
6話
この物語の舞台が沼津は沼津でも少し田舎の方なのだと今さら気付いた。内浦の魅力はここに住む人々ってことなのか。でも観光ビジネス的には場所が大事なので複雑な気持ちになる。
ダンスパートのCGに違和感が無い。
徐々に善子が可愛く思えてきた。なぜだろう。リトルデーモンになってしまうかも。
7話
ほとんどμ'sの聖地巡礼。もしくは東京観光。常識人だと思っていた曜も壊れてきた。
ここまで驚くほど順調に進んできたAqoursだが、ついにライバルが登場。ぬるま湯みたいなストーリーのスパイスになることを期待。
8話
Aqoursはまだ始まってすらいなかった。やっと現実を知ってゼロからスタート。もう普通の女子高生ではスクールアイドルのトップにはなれないのか。時間の重みを感じさせてくれる良い展開だった。
9話
前回全然出番の無かった果南。これまでずっと謎のシリアスモードだった3年生3人組。千歌が視聴者の気持ちを代弁することによって話が進んでくれた。
結局の所、お互いを思い遣っていたのに言葉が足りていなかったのですれ違っていた、というやつだ。本心ではスクールアイドルをやりたかったのだから、これから思う存分楽しんでくださいよ!
マリが走るシーンが滅茶苦茶ヌルヌル動いていた。影や光も細かった。問題解決への溜めが効いていた。
10話
ダイヤさん変わったな…。今まで抑え込んでいたものが開放されて大分はっちゃけてる。
いつもと違ってみんな髪下ろしてるシーンが可愛かった。たまにこういうことをされると嬉しい。
千歌の梨子に対する想いが聞けて良かった。スクールアイドルの活動に逃げているようにも見えたから。失敗のまま心残りをそのままにするのではなく、ちゃんと向き合うことができれば後悔も無くなる。背中を押してくれた千歌は優しくて良いな。
千歌と曜の微妙な関係は次回話されるのだろうか。幼馴染の割に距離があるような。
11話
なんだかよそよそしい。嫉妬じゃなくて、嫉妬もあるかも知れないけど、複雑な感情がモヤモヤ集まって訳が分からなくなっているような。
でもやっぱり考え過ぎな思い込みでしかなかった。それは分かっていてもモヤモヤは消えてくれない。
結局、梨子の代わりとしてじゃなくて、曜自身を千歌が求めてくれたので万事解決。千歌のこういう強引だけど前向きなところがとても良い。
遠く離れた場所で円陣を組んでステージに向かう梨子が格好良くて鳥肌だった。
12話
μ'sの後追いのようだったAqoursもついに自分の道を見付けようとしている。全然違うグループなのだから比べても仕方がない。ここからAqoursは始まるのか。
13話
急に置いてけぼりを食らった。ふわっと曖昧なまま終わってしまった。第二期が決まっているからこれでも良いのかも知れないが、単体でこの結末を観たら面を食らう。
展開が唐突でチグハグだ。予選に全校生徒が参加しようとしたけどできない、演劇風のAqours振り返り、千歌が会場の外へ走り抜けて予選がどうなったのかは語られない。
一応区切りなのだからちゃんと締めてほしかった。
全体感想
序盤はノリだけで突き進んでいるような展開と濃すぎるキャラに若干引きながら観ていた。話が進むにつれて、慣れてきたのもあるかも知れないが、段々と楽しく観られるようになってきた。それでもツッコミどころはたくさんあったが。
この作品が良いと思ったのは、問題が起きても明るく前向きにガンガン強引にでも解決していくところだ。毎回毎回しっかり解決していくので爽やかな気分で視聴が終わる。そうすると次回も観ようという気持ちにすんなりなれる。
これが良いのか悪いのか分からないが、みんなの悩みの根本は自分の想いをちゃんと相手に伝えられないことだった。相手を思うばかりに言葉が足りなくなってしまうという。
大枠はワンパターンな気もするが、それぞれの想いや解決への展開にバリエーションがあるので楽しめた。
オープニングで1番好きなところは「青春まっしぐら」という歌詞の時の振り付けだ。青春がググっと溜め込まれて炸裂したような気持ち良さがある。そもそもこの歌詞自体も明るくて良い。
エンディングはポンポン振ってる時が一番可愛いに決まっている。
アイドルアニメなので推しについても考えてみる。
アニメを観る前は千歌しか認識していなかったと思う。あとは赤髪ツインテールが衝撃的だったのでルビィもか。
推しと言うほどでもないが、気になるキャラの変遷は、千歌→曜→梨子→善子→曜、という感じ。多分、曜と善子がお気に入りなのかも知れない。
以上。