ドラマ感想「転職の魔王様」2話

「あなたの本当の幸せはなんですか?」

最終的に魔王様が全部言ってくれる。私が視聴中に感じたモヤモヤを全部言語化してくれる。本当にこんな転職エージェント兼心理カウンセラーみたいな人がいればいいのに。

ああ、でも実際に対面するのは怖いな。オブラートに包むことなくドストレートに言いたい放題なのに、言葉足らずで最後になるまで求職者の立場では意図が読めない。自分の中の痛い所を丁寧に抉ってくるから辛くなる。毎回ショック療法だ。でもその分乗り越えられれば確実に幸せに近づける。

未谷にも強めの言葉を使うのでハラハラする。相手は精神を病んでいるのに良いんだろうか。確かに自己犠牲で行動しているのは病気を悪化させているような気がするし、言ってあげた方が良いはずだ。いまだに誰かに求められたい気持ちが治らないらしい。

 

デザイナーの元カレにとって宇佐美は恩人だった。それがこの仕打ち。ちょっと成功していい気になって若い子に手を出した感じだろうか。それにしても見る目がない。浮いてしまうのも当然だ。今カノの前で元カノに暴言とは、さすがに嫌な奴すぎる。別れて正解だろう。

 

宇佐美のような生き方をしている人はたくさんいるはず。流されるまま何となく今の立場に行きついた人々。私だってそうだ。自分が本当にやりたいことが見つからず、努力も続かず、できる範囲だけやって今の立場にいる。最終的に宇佐美には取り柄も思いやりもあるって分かって、逆に自分とは遠い存在に思えてしまった。

 

やっぱり自分を見付けられた人だけが自分の人生を生きられるのかな。

 

以上。